検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 9 件中 1件目~9件目を表示
  • 1

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

論文

ガンマ線照射によるウィンナーソーセージの色の変化

久米 民和; 青木 章平; 佐藤 友太郎*

日本食品工業学会誌, 25(1), p.29 - 35, 1978/01

ウィンナーソーセージ(V.S)に1.0Mradまでの$$gamma$$線を照射したときの色の変化について検討した。この結果、V.Sは照射により退色し、特に赤色色素成分が減少することが認められた。また,照射時に存在する酸素量が多いほど退色が著しくなる傾向が認められた。官能検査の結果、99%の信頼度で非照射試料との間に有意差が認められる線量は、市販V.Sの場合窒素置換で1.0Mrad(95%の信頼度では0.5Mrad)、空気封入で0.5Mradであり、酸素置換では0.3Mradですでに有意差が認められた。一方特定総合研究用の特性V.Sの場合は市販V.Sより退色し難く、窒素置換では1.0Mradまで有意差は認められず、市販包装状態(窒素気流中で包装)では1.0Mrad、空気封入では0.3Mradで有意差が認められた。また、照射V.Sの抽出色素成分の540nmおよび340nmにおける吸光度変化等から、呈色基であるニトロソヘム化合物の減少およびヘム部分のポリフィリン核の開裂が生じていることが推定された。

論文

ガンマー線照射したウィンナーソーセージのミクロフローラに及ぼす包装フィルムの影響

伊藤 均; 渡辺 宏; 青木 章平; 佐藤 友太郎*

日本農芸化学会誌, 51(10), p.603 - 608, 1977/10

 被引用回数:0

保存料無添加の特注ウィンナーソーセージ(VS)に$$gamma$$線を300~500krad照射した後に増殖してくるMoraxella like taxaに属するMA菌や酵母菌の増殖を抑制する目的で酸素ガス透過度の異なる包装フィルムの影響をしらべた。酸素ガス透過度の異なるセロポリ、ナイロン-12、Kセロハン、EG-QのフィルムにVSを窒素ガス置換して包装した場合、非照射では各包装フィルムとも差がなく2~3日(10$$^{circ}$$C)で10$$^{6}$$/gに達しネトが認められるようになった。ところが照射VSでは10$$^{6}$$/gに達するに要する期間はセロポリの300kradで4~5日、500kradで7~8日であったのに対し、KセロハンやEG-Qではその期間が延長され300kradで7~9日、500kradで13~15日以上になった。この場合、酸素ガス透過度の低い包装フィルムでは好気性のMA菌や酵母菌Micrococcusなどの増殖が抑制された。しかし非照射VSに増殖する乳酸菌には効果は認められなかった。なお食味に対する影響は若干EG-QやKセロハンに認められた程度である。

論文

Study of the intermediate type of moraxella and acinetobacter occurring in radurized vienna sausages

伊藤 均; 佐藤 友太郎*; 飯塚 廣*

Agricultural and Biological Chemistry, 40(5), p.867 - 873, 1976/05

保存料無添加のウィンナーソーセージに$$gamma$$線を300~500krad照射した場合発生してくるネト原因菌はグラム陰性の二連の球桿菌であった。本菌は運動性のない好気性細菌でオキシダーゼ陽性,糖の酸化的分解能はほとんど認められない。これらの性質から判定すると当然Moraxellaに属することになるが、生育適温が15~20$$^{circ}$$Cの低温性細菌であり、7.5%以上のNaCl温度でも育成能があるのが本菌の特徴である。Bergey's Manual of Determinative Bacteriology,第8版では本菌をMaraxella like Taxaの一つとして分類しているが、本報では仮にMaraxellaとAcinetobacterの中間型細菌としておいた。本菌のGC含量は約44%であり、この点はMaraxellaやAcinetobacterと共通している。本菌の放射線に対する抵抗性はウィンナーソーセージの変敗菌であるMicrococcusなどにくらべ著しく強く、そのD$$_{1}$$$$_{6}$$値は燐酸緩衝液中で44~54kradでAcinetobacter calcoaceticusの約4倍の値を示していた。

論文

$$gamma$$線照射によるウインナーソーセージのネト防止に及ぼす包装材の影響

伊藤 均; 青木 章平; 佐藤 友太郎*

食品照射, 11(1-2), p.33 - 39, 1976/02

特定総合研究用に特別調製した保存料無添加のウィンナーソーセージはすでに報告したように市販ソーセージとは異なったミクロフローラを構成している。この特別調製のソーセージに照射後生残する主要なネト発生原因菌はMoratellaとAcinetobacterのIntermediate typeと思われるグラム陰性の二連球桿菌と酵母菌であり、いずれも好気性菌である。そこで酸素ガス透過度が大きく異なるポリセロとEG-Qに窒素ガス置換して包装した場合に貯蔵中の微生物増殖を総菌数で比較すると、非照射では両者とも差がなく2~3日で10$$^{6}$$個/gに達しネトが認められるようになった。ところが、照射ソーセージでは10$$^{6}$$個/gに達する期間はポリセロの300kradで4~5日、500kradで7~8日であったのに対し、酸素ガス透過度の少ないEG-Qではその期間が延長され300kradで7~10日、500kradで15日以上になった。

論文

ウィンナーソーセージの放射線保蔵に関する研究,1; パッケージ照射における吸収線量分布

久米 民和; 青木 章平; 伊藤 均; 渡辺 宏; 佐藤 友太郎*

日本食品工業学会誌, 22(12), p.577 - 581, 1975/12

20$$times$$30$$times$$30cmのpackageにウィンナーソーセージを詰めて(平均密度0.27g/cm$$^{3}$$)、$$gamma$$線を照射したときのpackage内の吸収線量分布を鉄線量計およびPMMAを用いて測定し、package irradiationにより大量の試料を均一に照射するための諸条件の検討を行なった。線源と平行方向における吸収線量は線源の中心線付近ではほぼ均一であった。線量率5$$times$$10$$^{5}$$R/hrの位置における高さ方向のDmax/Dminは1.10であり、空間のDmax/Dmin1.11とほぼ一致した。この結果から高さ方向の線量不均一性には空間の線量分布がそのまま影響していると考えられるので、線源の比放射能分布や高さをかえるあるいはpackageの高さを低くすることにより高さ方向の線量不均一性を小さくすることができると考えられた。深さ方向に関しては大線源を用いて低線量率で照射することにより均一性をよくすることができ、140,000Ciの線源を用いて1.7$$times$$10$$^{5}$$R/hrの位置で反転照射した場合、Dmax/Dmin1.13すなわち$$pm$$6%程度の線量均一度で照射可能であった。

報告書

Package Irradiationにおけるウィンナーソーセージの吸収線量分布; ウィンナーソーセージの放射線保蔵に関する研究,1

久米 民和; 青木 章平; 伊藤 均; 渡辺 宏; 佐藤 友太郎*

JAERI-M 5787, 11 Pages, 1974/07

JAERI-M-5787.pdf:0.39MB

Packageにウィンナーソーセージを詰めて、0.5Mradの$$gamma$$線照射を行なう場合の吸収線量分布鉄線量計およびPMMAを用いて測定しPackage Irradiationにおける大量の試料の照射条件の確立および均一に照射するための諸条件の検討を行なった。この結果安全性試験用試料の照射は線量率5$$times$$10$$^{5}$$$$^{R}$$/hrの位置で線源両側に10$$times$$30$$times$$30cmのPackageを計8箱並べ、30分反転照射することとし、線量均一性は1.26であった。また20$$times$$30$$times$$30cmのPackageを用いて均一照射方法の検討を行なった結果、線源と平行方向にバラツキは認められず、高さ方向では空間の高さ方向の線量分布がそのまま影響していたので、線源の組方をかえることにより高さ方向の吸収線量のバラツキを小さくすることができると考えられた。深さ方向に関してはなるべく大線源を用いて低線量率で照射することにより均一性をよくすることができ、140000Ciの線源を用いて1.7$$times$$10$$^{5}$$$$^{R}$$/hrの位置で照射した場合、$$pm$$7%程度のバラツキで照射することが可能であった。

報告書

ウィンナーソーセージの照射臭に関する予備的検討; ウィンナーソーセージの放射線保蔵に関する研究,6

渡辺 宏; 青木 章平; 佐藤 友太郎*

JAERI-M 5772, 13 Pages, 1974/07

JAERI-M-5772.pdf:0.54MB

照射されたウィンナーソーセージに生じるいわゆる「照射臭」について検討した。ウィンナーソーセージの揮発性成分については、照射によって硫黄化合物の量的変化は認められないといわれているため、主に揮発性塩基化合物とアルコールやカルボニル化合物について検討した。塩基化合物は1.0Mradまでの照射で変化が認められなかった。またアルコールやカルポニル化合物の分析には特にCapillary Columnを使用し、Head Space VaporのGC分析を行なった。Head Space Vaporを各種温度のトラップで分取した結果、照射臭はほとんどが(食塩一氷)トラップに分取され、そのGC分析から、照射臭は特定の成分が照射によって生成されるために生じるものではなく、種々の成分が変化した複雑な混合物によるものであると思われる。またその構成成分は比較的沸点の高いアルコールやカルポニル化合物が主体であり、揮発性塩基化合物はあまり寄与していないものと考えられる。

論文

ウィンナーソーセージより分離したAcinetobacterの諸性質と放射線感受性; ウィンナーソーセージの放射線保蔵に関する研究,4

伊藤 均; 佐藤 友太郎*; 飯塚 広*

食品照射, 8(1), p.51 - 57, 1973/01

照射されたウィンナーソーセージの貯蔵効果を低下させるネト発生原因菌としてAcinetobacterと同定された菌株を多数分離したので、今回はその分類学的諸性質および放射線感受性について報告する。本菌はグラム陰性の運動性のない球菌状桿菌である。本菌はこれまで低温性細菌としてあまり重視されてこなかった細菌であるが、0$$^{circ}$$Cという低温でも肉類に増殖してくる能力があり、熱殺菌の場合でも70$$^{circ}$$C・30分程度の処理では熱が肉の内部まで充分伝わらないために生き残る可能性がある点などから今後重視されていく細菌であろう。ことに放射線処理による食品貯蔵を考える場合、本菌の著しい放射線抵抗性は重大な問題である。しかし、ウィンナーソーセージを0~5$$^{circ}$$Cの低温下で照射して、0~5$$^{circ}$$Cに1~2日放置するという処理を組み合わせれば300krad~500kradの必要線量を200~300kradに引き下げることは可能なはずであり、実際的な照射技術として今後さらに検討していく予定である。

論文

ウインナーソーセージの放射線保蔵に関する研究,1; Package irradiationにおける線量分布について

青木 章平; 久米 民和; 伊藤 均; 渡辺 宏; 佐藤 友太郎*

食品照射, 7(1), p.43 - 49, 1972/01

ウィンナーソーセージのPackage irradiationにおける線量分布のバラツキの程度をしるため、実際にウィンナーソ-セージを詰めたダンボール箱についてFrickeおよびPolymethyl-Methacrylate(PMMA)により線量測定を行ない、つぎの結果を得た。(1)箱の中心を線量率5$$times$$10$$^{5}$$R/hrの位置において1時間照射したときの線量分布は、FrickeおよびPMMAによる測定結果がよく一致した。(2)この位置に巾30cmの箱を一列に並べて照射する場合、目的とする線量を照射することができるのは4箱までであった。(3)箱内の平均線量が0.5Mradとなるように30分で反転照射した結果、線量範囲は厚さ20cmの箱で0.42~0.59Mrad、厚さ10cmの箱で0.43~0.54Mradであり、Over dose ratioはそれぞれ1.41および1.26であった。

9 件中 1件目~9件目を表示
  • 1